the escapistによりますと、米国空軍研究所が1,780台ものPS3をクラスタ接続した、コンドルクラスタと呼ばれるスーパーコンピューターの正式稼働を開始したそうです。プロセッサはPS3の1,760プロセッサと168の汎用プロセッサで作られており、毎秒500兆回（500テラFLOPS）の演算能力を持っており、構築のためのコストはわずか200万ドル（1ドル83円換算で約1億6,600万円）とのことで、米軍研究所のハイパワーコンピューティング部門のディレクターであるMark Barnell氏によると、従来の方法で同等の性能のスーパーコンピューターを構築した場合、10～20倍のコストがかかるとのことです。

一方で、ソニーはPS3の最新ファームウェアではLinuxのインストールオプションを削除しており、米空軍もこの決断に頭を悩ませていたとのことです。クラスタの一部となっているPS3が故障するたびに古いファームウェアを搭載したPS3を米空軍は調達する必要があり、もし、まだ、あなたのお手元のPS3が古いファームウェアのままでしたら、米空軍があなたのPS3を欲しがるかもしれません。